2007年1月5日金曜日

前売券購入希望の方へ



前売券購入希望の方はメールまたはFAXにて、下記の項目を記入したものをお送り下さい。 下記口座へのご入金を確認ししだい、ヤマトメール便にて前売券を発送いたします。

前売券購入希望のメール・FAXは、ご入金も含めて1月31日までにいただきますようお願いします。

 ①前売券購入希望枚数
 ②お名前
 ③郵便番号
 ④電話番号
 ⑤住所
 ⑥備考

■振込先
 ◆郵便振替口座番号 : 00100-6-355971
 ◆郵便振替口座名称 : アジアメディアセンター準備会
<通信欄に「韓国ドキュメンタリー映画祭」とご記入下さい>


◎前売券は、当日券より200円お得な1,300円です。
◎個人賛同(1口2,000円)をいただいた方は、前売券・当日券ともに1,000円になります。

2007年1月1日月曜日

第4回労働映画祭 韓国ドキュメンタリー映画祭


『伝える・ひらく・変える』―市民の独立映像が動かす韓国社会


フライヤー表               フライヤー裏


■日時 : 2007年2月10日(土) : 9:30〜19:30(開場:9:15)

■場所 : 豊島区民センター音楽室(5階) : 池袋東口徒歩5分
  東京都豊島区東池袋1-20-10 TEL03-3984-7601
  地図http://www.city.toshima.tokyo.jp/map/map/d_2.html

■資料代 : 1,500円(前売1,300円)  終日出入り自由・ワークショップ参加費込み
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 ★当日は混雑が予想されますので、前売券のご購入をお勧めいたします。★
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主催 :
  協同センター・労働情報/フォーラム平和・人権・環境/「あんにょん・サヨナラ」 上映委員会
連絡先 : アジアメディアセンター準備会



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<プログラム>

 ■第一部■ <全体上映>
  9:30- 『あんにょん・サヨナラ』
      (107分2005年 監督 キム・テイル 共同監督 加藤久美子)
        終了後、出演者イ・ヒジャ&古川雅基トーク
 12:00- 『テチュリ村の戦争』
      (40分 2006年 監督 ジョン・イルゴン)
        終了後 韓国米軍基地問題報告

 ■第二部■ <テーマ上映>
 13:00- 【移住労働者問題】   『続く』
      (74分 2004年 監督 ジュ・ヒョンスク)
        終了後 ジュ・ヒョンスク監督トーク
 14:30- 【女性労働者問題】   『塩(ソグム)』
      (54分 2003年 監督 パク・ジョンスク)
        終了後 パク・ジョンスク監督トーク
 15:40- 【障害者問題】   『バスに乗ろう!』
      (53分 2002年 監督 パク・ジョンピル)
        終了後 パク・ジョンピル監督トーク
 (第二部終了 16:45)

 ■第三部■ <テーマ別ワークショップ>
 17:30-19:30 
       A 移住労働者 ジュ・ヒョンスク監督
       B 女性労働者 パク・ジョンスク監督
       C 障害者 パク・ジョンピル監督
 ※ ご希望のワークショップにご参加ください。







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<上映作品紹介>

◆『あんにょん・サヨナラ』
(107分2005年 監督 キム・テイル 共同監督 加藤久美子)
 イ・ヒジャの父はアジア太平洋戦争中に日本軍に徴用され、中国で戦死した。日本政府から、父について何の通知もなく、彼女が父の死の詳細を知るのは90年代に入ってからのこと。その上、父は遺族の知らないうちに靖国神社に合祀されていた。父の命日に、父が死んだ場所へと旅するイ・ヒジャを追い、在韓遺族にとっての合祀の意味を問う。
 墓石にアボジの名前を彫れるその日まで―イ・ヒジャの願いを共に叶えようとする日本の友人の姿は、イ・ヒジャの旅に新たな意味をもたらした。

◆『テチュリ村の戦争』
(40分 2006年 監督 ジョン・イルゴン)
 韓国のピョンテク基地問題は、米韓両国が、駐韓米軍再編計画により全国14箇所の米軍基地を大部分統廃合して、中国に近い、ソウルの南沿岸に位置するピョンテク地域への移転を決定したことから発生した。移転敷地の米軍基地面積は、計画によると現在のなんと3倍近くに拡張される。村では立ち退き補償、都市生活への誘惑で雰囲気が乱れる中、マスコミと人々の無関心にも関わらず、土地と生命を守ろうと、テチュリ小学校を拠点に阻止運動が展開されるが・・・ 。
 米軍基地拡張反対住民たちの1年を追った映像。

◆『続く』
(74分 2004年 監督 ジュ・ヒョンスク) 【移住労働者問題】
 韓国で不法滞在者として長年暮らしてきた移住労働者。韓国政府はその境遇を改善するといい雇用許可制法を作ったが、その法はむしろ移住労働者たちを更なる暗い現実に追いやり死に至らせるのであった。苦痛を訴えるため千人余の移住労働者たちが集まり、全国で座り込みを始める。しかし彼らの行為を不法とみなした韓国政府は容易には変わらない。現実は恐ろしく続く。
 ある移住労働者を母国バングラディッシュまで追い、現地での撮影・インタビューも交え、移住労働者を取り巻く現実を掘り下げて伝えた作品。

◆『塩(ソグム)』
(54分 2003年 監督 パク・ジョンスク)【女性労働者問題】
 韓国では地下鉄・鉄道で働く多くの女性が、劣悪な条件化での労働を強いられている。体調不良や家族の不調があっても休めないシフトが組まれ、更なる体調悪化へとつながり、悪循環になっている。流産経験者も多い。また、女性には不向きな重労働に従事せねばならない部署に配属になる場合も。ある女性は問題を訴えたところ、転勤を命じられ、長距離通勤を余儀なくされた。
 そんな女性たちが立ち上がり、労働組合を組織して労働環境の改善を訴える。

◆『バスに乗ろう!』
(53分 2002年 監督 パク・ジョンピル)【障害者問題】
 「安全で便利に移動したい」という要求のために 1年以上続いている障害者移動権の闘いの記録。車椅子で移動する人びとに対して、全く配慮のない公共交通と他の乗客。そして相次ぐ車椅子用リフトの故障や事故。人間として生きていくのに一番基本的な要求をするために、車椅子生活者はバスを
占拠して、ソウルの中心で梯子と鎖に全身を縛って闘争。国家人権委員会で命をかけたハンストまで行う。彼らの決死の、そして粘り強い交渉の行方は・・・。
 「障害者移動権連帯」の闘いの報告書。








——————————————<来日監督紹介>——————————————



●ジュ・ヒョンスク監督 Hyunsook JOO
1972年生まれ。代表作:16ミリ独立映画「食堂についている一部屋」(1995)、「83人の人質」(2002)、移住労働者プロジェクト「旅情:移住」(2003)。

●パク・ジョンスク監督 Jeongsuk PARK
労働者映像事業団「希望」主催。代表作:「腰痛、あなたは安全ですか」(1997)、「垣根の中の職業病、垣根の外の公害病」(1998)、「平行線」(2000)、「死のトンネルの中へ」(2002)

●パク・ジョンピル監督 Jongpil PARK
1968年生まれ。ドキュイン所属。代表作:「IMF韓国、その1年の記録―失業野宿者」(1998)、「終わらない闘いーエバダ」(1999)、「エバダ闘争6年—日の下のすべてのこれらの平等のために」(2002)、「ノドゥル・パラム」(2003)





2006年12月31日日曜日

―社会を変革する映像の可能性の模索として―



 かつてのフェミニズム運動や環境保護運動同様、これからの社会運動としてのメディア・ムーブメントの可能性を知り、市民が制作する映像の力による社会の活性化を模索するための、「韓国ドキュメンタリー映画祭『伝える・ひらく・変えるー市民の独立映像が動かす韓国社会』」へのご協力・ご賛同を、ここにお願い申し上げます。

 先日の教育基本法改定では、連日改定に反対する多くの人びとが国会前に集まり、全国各地でも様々な運動が起こったにもかかわらず、マスコミではほとんど報道されず、改定案はあえなく成立してしまいました。ジャーナリズムがその責任を放棄したなかで、国会周辺の声を映像で伝える試みも若い人びとを中心にはありました。しかし、まだその試みは始まったばかりです。教育基本法改定に対する運動で私たちが得た教訓は、あきらめよりも、むしろ今後やって来るであろう憲法改定法案阻止に向けて、すぐ隣の人々とのつながり、世代を越えたつながり、そしてアジアの人々とのつながりを実現し、さらに絆を深めることが不可欠です。この新しいメディア・ムーブメントは、そのための大きな役割を担えると私たちは確信しています。 わたしたちは、「市民・労働者が創る映像の力で社会を変えていく」ことを目指し、第1~3回労働映画祭を開催して、皆様から大きな声援を頂いて参りました。国や世代を越え、日常出会うことのなかった人びと同士を、「結びつける力」があることを、映画祭開催ごとに知らされました。

 そうした経験の上に今回、第4回映画祭として「韓国ドキュメンタリー映画祭」を開催する運びとなりました。韓国では、市民がインターネットを通じ情報を発信し、大手メディアの報道にも負けず劣らず国民の世論を支えております。また、映像制作も専門家からの発信にとどまらず、様々な課題に取り組む当事者自らが映像を制作し、メディアを通じて社会に広く伝えていく仕組みが存在しています。そしてそのような仕組みそのものが、韓国映像の真の力が存在する場でもあることを紹介したいと考えております。

 わたしたちも同様に、映像のニュースを受けるだけでなく、一般市民・労働者・学生・女性・障害者・外国人・様々なマイノリティなど、社会に生きる誰もが映像を制作し、伝えていくことが大切だと考えています。今回の映画祭では、映像を見るだけでなく、どのような問題意識で誰が映像をつくり、その映像で社会がどう変化していったのかということに焦点を当てた企画となっております。「女性」「移住労働者」「障害者」の三つの分野をテーマにした映画上映とともに、各分野で映像運動に取り組んでいる監督を招聘して日韓共同のワークショップを開き、将来的には日本・韓国の映像メディア運動の連携を目指しています。

 さらに今後は、労働映画祭を国際映画祭へと拡大させていく一方で、多民族多文化共生のための「移住労働者放送局」、市民・労働者側のメディア活動家を育てる「メディア学校」の設立などに向けた活動を行っていく予定でおります。社会運動には不慣れな若い世代がはじめた小さな一歩ですが、「韓国ドキュメンタリー映画祭『伝える・ひらく・変える-市民の独立映像が動かす韓国社会』」を実現させ、引き続き新しいメディア運動を通じて多民族多文化共生・平和を求める日本社会に貢献していくための活動になるよう、みなさまのご協力・ご賛同を心よりお願い申し上げます。

 今回の第4回映画祭「韓国ドキュメンタリー映画祭」を実現させるために、賛同金のご協力を募集しています! 賛同していただける団体・個人は、郵便振替口座にご入金の上、Eメール(お名前・住所・電話番号・入金額をご記入願います)での連絡をお願いします。

■賛同金  団体: 1口 10,000円
         個人: 1口   2,000円
 <個人賛同の方は当日の資料代1,500円→1,000円>

◆郵便振替口座番号 : 00100-6-355971
◆郵便振替口座名称 : アジアメディアセンター準備会
 <通信欄に「韓国ドキュメンタリー映画祭」とご記入下さい>

連絡先 : アジアメディアセンター準備会
      〒110-0005 東京都台東区上野1-1-12新広小路ビル4F 労働情報内
      Tel/Fax : 03-3835-3747
      E-Mail : asia_media_center@yahoo.co.jp